テラジマアーキテクツ

創業60周年を機にリブランディング。顧客への提供価値から見つめ直す

テラジマアーキテクツは1958年創業のデザイン性の高い都市の家づくりを得意とする設計事務所です。創業から60周年を迎えた時点で、移りゆく社会や顧客の価値観の変化に合わせて、もう一度テラジマアーキテクツの提供価値を再定義するブランディングプロジェクトを計画しました。
すでに、独立系の設計事務所としては圧倒的な実績と信頼を積み重ねているテラジマアーキテクツ。上質な生活と豊かな暮らしの仕方を知る優良顧客からの評判も高く、都内を中心に注文住宅・デザイン住宅の設計と建築を手がける企業として安定的な地位を確立していました。
アートアンドサイエンスがテラジマアーキテクツと一緒にまず始めに行ったのは、自社の存在価値をあらためて分析し認識すること。デザイン性の高い住居がかつてより一般化し、ライフスタイルや自分らしい生活を重視する顧客が増えていく中で、テラジマアーキテクツはこれから「誰に、何を提供していくブランドになるのか」。プロジェクト開始から丁寧に時間を重ね議論を行いました。
また、デザイン性の高い住宅の設計がコモディティ化する中で、顧客にとって「どんな価値観の人がどのような考えとどういう想いをもって」自分たちの家を設計してくれるのか。家そのものだけでなく、提供する企業や建築家のセンスやバックグラウンドを含めたブランド価値が重視されつつあることも想定され、そのような新しい顧客像についてもディスカッションを重ねました。

顧客とのタッチポイントを増やしブランド体験を提供するオウンドメディア

競合となる大手ハウスメーカーにはない明確な差別化・付加価値ポイントを強調し、ハウスメーカーが訴求できない新しい価値軸を生み出すこと。それがテラジマアーキテクツの新しいコミュニケーションにおいて重要だと考えたアートアンドサイエンスは、集客用オフィシャルWebサイトと、ブランディング用オウンドメディアWebサイトの二つのメディアを制作することを提案。
家を建てるという行為において、できあがったプロダクトとしての家だけが顧客にとっての価値ではないことは明らかです。顧客にとって、家を検討する時間、家の設計に関わる時間、家の施工を見守るプロセスなど、やがてできあがる家とそれを手がける設計事務所との接点すべてがブランド体験です。
顧客接点を細かく幅広く設計することは、DtoC型ビジネスにおける成功のポイントのうちの一つ。これまでのコミュニケーションの課題を顧客とのダイレクトなタッチポイントの少なさと捉え、その解決策としてブランディングメディア「More Life Lab.」を企画・制作しました。
「More Life Lab.」は、ネーミング、ロゴデザイン、Webサイトのデザイン制作、コンテンツの企画・編集・取材・ライティングまで、アートアンドサイエンスがトータルプロデュースするオウンドメディア。テラジマアーキテクツブランドの体験価値を高めるメディアとして、その見識と世界観を表現するコンテンツの提供をテーマに、アートアンドサイエンスが継続的に運営も手がけています。

Project Type

サービスブランディング

Lead a project

岡村忠征
岡村忠征
Creative Director
斎藤千明
斎藤千明
Strategic Planner
飯野翔太
飯野翔太
Branding Strategy Director
栗林雅人
栗林雅人
Graphic Designer
高岸梓
高岸梓
Web Project Manager
綿貫大介
綿貫大介
Editor Writer Interviewer

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Interview / ブランディングデザイン会社のクリエイターと
将来のビジョンを語り合うことにワクワクします

東京エリアを中心とする住宅の設計施工事務所として屈指の存在であるテラジマアーキテクツ。デザイン性の高さと注文住宅に必要なホスピタリティの高さで、抜群の実績を積み重ね多くの支持者やファンを有しています。拠点数や顧客数が広がり、企業としての成長スピードが速まる中、集客の要である実績紹介Webサイトのリニューアルとオウンドメディアの企画・制作を新たなプロジェクトとして開始しました。そのプロセスの第一段階は、いまや大手住宅メーカーに勝るとも劣らぬ存在感を放つ企業となったテラジマアーキテクツの、第二フェーズに向かうビジョンの再構築でした。

株式会社 テラジマアーキテクツ
深澤 彰司

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