LINEA

ビジョン・ミッション・バリューの策定とCI・ロゴのデザイン。成長企業のリブランディング

創業から10年以上を経過し取引先規模や事業規模が大きくなったことで新たなステージに差し掛かった企業のCI・ロゴの刷新プロジェクトを手掛けました。
銀行などの金融機関や専門研究機関を取引先とする金融システム開発と、大手IT企業の金融機関向けシステム構築のコンサルティング支援を中心とするリネアは、提供するプロダクトとサービスの高度なレベル、そして取引先から求められる社会的信用度の高さに見合ったブランド構築を目指し、リブランディングプロジェクトを計画しました。
アートアンドサイエンスは新しい企業理念策定の立案段階から参画。リネアの経営陣と幾度もディスカッションを重ね、ビジョン、ミッション、バリューを策定しました。またこの際、コーポレートビジョンだけでなく、サービスブランドについてもビジョン、ミッション、バリューをご提案。企業と製品・サービスの提供価値と存在意義を言語化し再定義しました。
CI・ロゴは、AI技術と高度な金融工学的知識を駆使して潜在的課題を発見していくリネアの強みであり原点である数理ロジックのアプローチを擬似的に踏襲しデザイン。ロゴタイプ下部の一本目のラインは、社会を支える強固なインフラストラクチャーとしての「Linea」の存在を意味し、二本目のラインは「Linea」をラテン語読みである「Li」と「Nea」によって分解したパターンを示し、三本目のラインは子音と母音の間に空白を入れて分解したパターンを示し、四本目のラインは「Linea」それぞれのアルファベットをQWERTY配列上に置き直した際に、26文字のうち何文字目になるかをラインの長さに変換して示すというユニークなアルゴリズムから導き出したデザインになっています。

事業の特徴と企業の強みをビジュアライズしたVI(ヴィジュアルアイデンティティ)デザイン

CI・ロゴのリブランディングの後、企業の名刺や封筒などをはじめとするアプリケーションツールに展開。VIをトータルに整備しました。数理的なプローチでつくられたロゴマークは、ダイナミックロゴとして自由度の高い展開が可能なよう設計されており、展開含めてトータルでブランドアイデンティティを構築するものになっています。
CI・VIのリデザインに続いてコーポレートWebサイトをリニューアル制作。ロゴマークの世界観を踏襲して統一感のあるデザインを制作するのは当然ですが、企業理念の策定から手掛け、サービスブランドについても検討を重ねたことで、見た目としてのデザインを超えるメッセージ性のあるWebサイトのデザインが実現しました。
情報構成の優先事項、商品・サービスへの想いや矜持、想定顧客へのコミュニケーションのトーン、さらに社会や業界へのアティテュードなど、通常はクライアントが言語化してオリエンテーションすることが困難な情報や価値観まで、コーポレートビジョン策定のプロセスでのディスカッションを経たことでセンサブルになりました。
高度な金融工学やAIソリューションといった専門性の高い分野のブランディングにおいても、企業の理念と価値の導出というブランディングの最上流工程からクライアントと一緒になり取り組むことで、専門性の高い製品・サービスとクリエイティブが接続可能になる成功事例ケースだと考えています。

Project Type

企業ブランディング

Lead a project

岡村忠征
岡村忠征
Creative Director
高岸梓
高岸梓
Web Project Manager
栗林雅人
栗林雅人
Graphic Designer
  • ブランディングデザイン|ロゴマークデザイン1

  • ブランディングデザイン|ロゴマークデザイン2

ブランディングデザイン|ファミリーフォント・フォントレギュレーション

ブランディングデザイン|コーポレートツール・アプリケーションデザイン

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