• HOME
  • WORKS
  • BtoBソリューションのためのブランディング【株式会社昭文社】

デザインと広告、WEBサイト制作の実績・事例

BtoBソリューションのためのブランディング【株式会社昭文社】

営業コミュニケーションの中心にあるパンフレット

昭文社は1960年の創業以来、日本全国の地理情報や観光情報を収集し、編集・出版してきました。全国・県別の地図『マップル』シリーズをはじめ、人気の観光エリアを網羅した『まっぷるマガジン』シリーズ、災害発生時に頼りになる『震災時帰宅支援マップ』など、MAPPLEブランドは全国の書店に広がり、カーナビやインターネット地図検索サービスの分野でも多くの方に支持されています。

こうした地図やガイドブックの発行は、個人向けサービスと位置づけられますが、官公庁や企業を対象とした「法人向けサービス」では、3つの事業を通して様々な商品やサービスを複合的に提供しています。

3部門の統一的なコミュニケーションデザインを設計

ひとつはデジタルコンテンツ事業で、エリアマーケティングなどビジネスシーンで活用できる地図情報、観光情報を提供します。開発事業は、企業の販促物や公共団体に向けて観光情報などのオリジナルガイドブックの編集・制作を行い、私が所属する広告事業は、自社メディアの効果を最大限に活かした広告戦略プランを企画・提案しています。いずれの事業サービスも非常に専門性の高いコンテンツやメディアを扱うため、営業ツールはそれぞれの部門が独自に作成した商品カタログやプレゼンテーション資料等を使用していました。

広告部門には自分たちで作成した手作り感覚の「媒体資料」がありましたが、出版物の広告枠を埋めていくような営業から脱却し、さらなる事業成長を志向していくことから、パンフレットや販促ツール、Webサイトは、事業の成長スピードにあわせて進化していく必要がありました。

新しい価値を顕在化するコンサルティングとデザイン

今後の大きな経営戦略の中で、法人営業には、地図とガイド情報を強みにトータルなソリューション提案、とりわけ「観光ソリューションへの対応」に向けて、部門の枠を超えた一体的な活動が求められました。しかしながら、3つの事業部門はそれぞれの顧客に独自のサービスを展開していましたので、まさに「オール昭文社」のための、まったく新しい法人営業部門全体の象徴となるコミュニケーションデザインが必要となったのです。もちろんパンフレットのデザインにおいても統一的に表現するための新しいプランニングが求められていました。

デザインのキービジュアルからアイテム企画まで提案

こうした背景から、「昭文社のB to B ソリューションの実現」というより大きな前提課題のもと、経営戦略室が音頭を取り、3事業部門の一体感や特長をする新しいブランディングコミュニケーションの構築を推進することになりました。

営業部門を統一的に表現するキービジュアル、各部門のアイデンティティを明確化する色彩計画などを提案していただき、最終的に新しい「昭文社の法人向けサービス」パンフレットが誕生しました。営業資料のパワーポイントや3部門のパンフレットを一体化させてプレゼンテーションするための「専用フォルダ」、そして「法人サービス全体のパンフレット」と、「個別部門のパンフレット」、くわえて「個別のソリューション専用の2P/4Pのパンフレット」の4アイテムで構成されています。

ヒアリングを重ねて企画コンセプトを導き出すプロセス

アートアンドサイエンスは、総じて我々の意志決定をサポートしてくれる良きビジネスパートナーといった存在でした。初期の段階では、事業の方向性を慎重かつていねいにヒアリングしてくれました。当初は骨子が固まっていなかったので、アートアンドサイエンスから提案された企画を揉みながらプロジェクトの方向感を話し合いました。事業をどう行いたいか、事業内容はどう表現するのか、広告部門をどういった方向に飛躍させたいか。またプロモーション活動のあり方についても、具体的に、深く意見を交わし、うまく整理していただいて、制作を進めました。できあがったデザインを振り返れば、我々の事業の方向性が表現され、顧客に新しい価値や期待を感じさせることができる理想的なパンフレットになりました。あるべき到達点へ、ほぼ最短距離でリードしてくれたと思います。

Webサイトとの連携も含めたデザインとコミュニケーション

今回WEBサイトも、アートアンドサイエンスの協力により、リニューアルされました。リニューアルの目玉は、B to C、すなわち出版物の紹介と販売をメインとした個人向けWebサイトの立ち上げですが、法人向けWebサイトも機能強化を図り、独立したWebサイトとして新たに構築しました。「法人向けサービス案内パンフレット」のコンセプトをそのまま踏襲する形で、かなり世界が広がったWEBサイトに仕上がりました。WEBサイトでは、いままで社内外にアピールできていなかったサービスや導入事例を掲載し、パンフレットとの棲み分けを図っています。

顧客創造に貢献するブランディングデザイン

それから、今回のプロジェクトの大きな課題であった昭文社の「観光ソリューション」について、これは昭文社の様々なメディアやコンテンツ、サービス等を活用して、観光地へ誘客・送客していこうという活動で、中心にはMAPPLEブランドの楽しさ、ワクワク感を置いています。多くの人たちに向けてその思いを伝搬し、観光地に足を運び、リピーターになっていただこうと考えており、そういった意味でコンセプト作りやイメージ、ネーミングは非常に重要な共感要素となります。アートアンドサイエンスからいくつか方向性をいただき、イメージ形成やプロモーションのあり方を話し合っています。現在進行中で、成果はこれからですが、アートアンドサイエンスとの協業に、大きな手応えを感じています。

Client:株式会社昭文社


Interviewee:信田宏之(クロスメディア営業本部 広告営業部部長)


Service:パンフレット デザイン / ブランディング / ロゴ CI / コーポレート Webサイト 制作 / CMS開発 構築


【株式会社昭文社】1960年の創業以来半世紀以上にわたり信頼あるサービスを提供する地図とガイドブックのリーディングカンパニー。道路地図(スーパーマップルなど)と旅行ガイドブック(まっぷるなど)では圧倒的なシェアを誇る。ことりっぷ、山と高原地図、震災時帰宅支援マップなどユニークでオリジナリティあるシリーズにも定評がある。また法人向けサービスにおいては、観光プロモーションを中心とした広告の企画制作から、デジタルソリューション、アプリ開発、ナビゲーションシステムの構築まで幅広いサービス展開を行っている。