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デザインと広告、WEBサイト制作の実績・事例

ブランドイメージを生み出すデザイン【テサ テープ株式会社】

グローバル企業としてのブランド戦略

ニベア、8×4、アトリックスなど日本でもトップブランドとして認知度の高い製品の開発により、150ヵ国を越える世界市場で活躍を続けるドイツのバイヤスドルフグループ。その中核を担う存在としてファスニング、マスキング、パッケージングの分野で高品質なブランドとして粘着製品を生みだし、市場をリードしてきたテサテープは、現在51カ国以上に拠点を持ち、テサ独自で開発した7,000種類以上の製品が100ヶ国以上で販売されているという、グローバルな環境でビジネスを行っています。世界中に広がる販売網と生産ネットワークを活用し、あらゆるお客様の要望に対し一貫したサービスを提供していますが、そのグループのアジア地域の拠点として、日本を中心に、世界各地に展開されるお客様それぞれの生産拠点に対しきめ細やかにフォローアップしているのがわたしたちテサテープ株式会社です。

コミュニケーションにおいてもグローバルなレベルで統一的な戦略にもとづいた活動をしています。特に子供への支援、環境への貢献という積極的なCSR活動を踏まえたブランドイメージの展開については、とても意識的に取り組みがされています。

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テサのブランドを日本市場に定着したい

実はドイツではテープのことを「テサ」と言うこともあるくらいテサは身近な存在なんです。テープのまさに代名詞としてドイツ語の辞書にも載っていることがあるくらいなんですよ。一方で、世界での知名度に比べ、日本ではコンシューマー向けの製品を販売していないこともあり、テサに対する一般のみなさまの認知度は高くありません。産業界においてはもちろん高い知名度と信頼性を得ていますが、今後はさらに「テサらしさ」の発信や「テサブランド」のイメージ定着に取り組みたい、そう考え、製品情報やラインナップの刷新を機に今後のブランドイメージ構築の基盤になるような、これまでにないデザインとコンテンツのカタログを制作するプロジェクトに取り掛かりました。BtoBの営業シーンでは代理店様にお使いいただくカタログが最もその企業のイメージを表現するのに身近なメディアですから、営業シーンでの使いやすさを向上させつつ、企業価値や企業理念をこれまで以上にダイレクトに伝えることができるストーリー性のあるカタログが求められました。

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企業を理解するためのリサーチの徹底

アートアンドサイエンスから最初に提案されたデザイン案を見た時、まずなによりも非常に嬉しさを憶えました。こちらがオリエンテーションした情報量とは比較にならないほどの幅広い情報を独自にリサーチされて、テサのこれまでの歴史や製品構成はもちろん、バイヤスドルフグループのことまでしっかりと理解が行き届いていました。そしてなによりわたしたちの価値感や企業哲学といったものについても正確に把握がなされていて、期待以上にコンセプチャルなアプローチがされていました。

そして、そういったコアとなるコンセプトを明確にしつつも、ご提案いただいた複数のデザイン案にはそれぞれにユニークなバリエーションがあって、また非常に完成度が高い提案だったので、そこがある意味、嬉しいサプライズだったんですね。これまでわたしたち自身が意識していない側面に光をあてて提案してくれましたし、その新しいアプローチがどれもとても説得力のあるクリエイティブだったので、最初の時点ですでに期待以上のカタログができると確信しました。

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ストーリー性にこだわる構成を提案

営業シーンで代理店の方々が使いやすいカタログという優先度の高い条件がありましたが、実際に使用いただいて非常に好評です。まず使いやすいという点ですが、これは、制作の課程でアートアンドサイエンスからかなり厳密なページ構成の検討がなされた結果だと思います。以前のパンフレットの問題点、例えば会社概要と事業部拠点のページが巻頭と巻末で随分離れていたことや、製品情報部分のカテゴリ分類のメリハリなど、ページの構成をきめ細かく設計しながら課題を改善し、ストーリーを活かした営業商談ができるようシナリオ的に制作していただきました。

それから、最終的に採用したデザインもロゴマークをモチーフにしたユニークなデザインとなったことで、営業シーンでもテサのカタログは他社と比べてかなり存在感があるようです。ロゴマークをかたどった型抜き加工をしたり、歴史の長さを表すため年表形式のビジュアルを採用したり、テープをモディファイしたモチーフでページにリズムをだしたり、デザインのクオリティへの評価も高いです。

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パンフレットがコミュニケーションの中心に

それからこのパンフレット制作には沢山の営業担当者が関わっています。そういう意味ではプロジェクトのマネジメントも重要な要素だったのですが、アートアンドサイエンスの進行管理はきめ細かく、しっかりと情報共有してくれましたし、レスポンスも早く柔軟な対応でとても助かりました。まさにプロセスが可視化されている印象です。

さらに各担当者から提出された資料などについて、それぞれ異なる用語や表記もすべて再統一してくれたので、これを機会に社内の営業用語や代理店様での呼称なども見直すことができ、コミュニケーションの標準化という課題について大いに改善がみられ営業の効率化に役立ちました。

このカタログを見ると、みなさま「まさにテサだね」と仰ってくれますし、わたしたちもそう思います。展示会やオフィスデザインなど様々なシーンで、今後も取り組みを強化するブランドコミュニケーションの中心的コンセプトとして、重要な拠り所として認識しています。

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Client:テサ テープ株式会社様
Interviewee:山本玲様(総務マネージャー 社長室広報)
Service:パンフレットデザイン

【テサ テープ株式会社】2001年にバイヤスドルフの一事業部から、バイヤスドルフの独立子会社として生まれ変わったテサ テープ株式会社。コーティングテクノロジーの世界的リーディングカンパニーであるテサは、51ヵ国以上に拠点を持ち、独自で開発した7,000種類以上の製品を100ヵ国以上で販売しています。