• HOME
  • COLUMNS
  • 『東京の仕事場 WORKSPACE IN TOKYO』平野 太呂

広告やデザイン、クリエイティブの情報コラム

本の紹介

『東京の仕事場 WORKSPACE IN TOKYO』平野 太呂

『POOL』や『ばらばら』などの写真集で注目されている写真家 平野太呂さんの新刊。

東京で活躍するアーティストやクリエイター、ミュージシャン、DJなど様々な職業のひとたちの仕事場を、写真+エッセイで紹介している一冊です。登場するのは小暮徹(写真家)、平林奈緒美(アートディレクター)、細野晴臣(音楽家)、クボタタケシ(DJ)、HAROSHI(アーティスト)、西山徹(ディレクター)、西條賢(マスタークラフツマン)などユニークな面々。

「整理整頓された素敵な空間は真似できても、雑然としているのに素敵と言う状況は真似できない。」と本書の帯に書かれている通り、カッコいい仕事をする人たちは、仕事場もカッコいいです。独特な個性やオーラが出ているというのでしょうか。

無造作に置かれた道具や備品も、なにかその人のこだわりや生き様が伝わってくるかのようで、みょうにセンス良く見えたり真似できない空気感があります。

天井からぶら下げられたVANSの山。部屋のすみに積み上げられた古スケートボードの板。ハードコアパンクとボサノバが入り混じる大量の7inchレコードケース。工房の前に停まっているランブレッタスクーター。などなど。ほんとうにみな素敵な仕事場。

これはたまたまかもしれませんが、90年代に青春を過ごしたような私世代が共感できる被写体が多いのも、この写真集の特徴かもしれません。ページをめくる度ウキウキ、ニヤニヤと微笑ましくなってしまいました。

ちなみに平野太呂さんは、独特な校風(が影響してか多くの文化著名人を輩出していること)で有名な和光学園の出身だそうです。なるほど、みょうに納得。

写真だけでなく、仕事場ごとに書かれている平野さんのエッセイも等身大な飾らない言葉で心地よいです。

弊社も昨年末に移転したばかりで、まだまだオフィス内が完成されてませんが、

この本の仕事場のようにいつか味がでてくるでしょうか。

・・・

『東京の仕事場 WORKSPACE IN TOKYO』平野 太呂

出版社: マガジンハウス (2011/12/22)